はじめに
広報・広告担当の方なら恐らく何度も耳にしているデジタル(WEB)広告に使われる専門用語。似たようなアルファベットの羅列で分かりにくく、実はあまり理解していない方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなデジタル広告でよく利用される用語を11種類ピックアップ、説明していきます。
頻出度「高」用語
➀【imp】(impression)・・・広告の露出回数のこと。サイトにユーザーが訪れ、広告が1回表示される事を1インプレッションと言います。
➁【CLC】(Click)・・・クリック数。バナー広告やテキスト広告が何回クリックされたかを表す指標です。広告をクリックして初めて広告主のWebサイトへ誘導されるので、クリック数はその広告のクリエイティブの良し悪しや掲載メディアの効率性を決定する指標といえます。
➂【CTR】(Click Through Rate)・・・クリック率。クリック効率を表す指標として使用されます。これはクリック数を広告インプレッション数で割った数値となります。CTR=CLC/imp×100(%)
④【CV】(Conversion)・・・会員登録や資料請求、商品購入など企業の望む行動を起こすことをいいます。「単なる訪問者から会員や(見込み)顧客への転換」という意味合いがあります。
頻出度「中」用語
⑤【CPC】(Cost Per Click)・・・クリック単価。ユーザーが広告を1クリックするたびに何円かかったのかが分かる指標です。また、主に3種類の使い方をされていて、1つはクリック課金型の広告そのものを指す場合。2つめはクリック課金型広告でのクリック単価を指す場合。3つめは指標としての考え方です。
⑥【CPV】(Cost Per View)・・・広告視聴1回あたりのコストのことで、動画広告の広告視聴単価で使用される指標です。
⑦【CPM】(Cost Per Mill)・・・1,000回あたりの広告コストのこと。純広告やアドネットワークなどのネットワークを使用した広告配信の指標としてよく使用されます。
⑧【CPA】(Cost Per Action)・・・費用対効果を測定する上で、広告主にとって最も重要な指標のひとつ。CPAは出稿金額を成約数/注文数で割ると算出できます。また、CPAは何らかの成果(action)1件あたりの支払額として、顧客獲得(acquisition)一人あたりの支払額として使われるケースも目立ちます。お試し購入、新規獲得の為のキャンペーン時に特定の媒体を遣いCPAを計測しているパターンがあります。
頻出度「低」用語
⑨【eCPM】(effective Cost Per Mill)・・・クリック課金型広告など、実際はインプレッション課金でないものをCPMに換算して、課金形態の違いによらずに、インプレッションに対してどれだけコストがかかるのかを測るために使用する指標です。広告コスト/インプレッション数×1,000で算出ができますので、意味はCPMと同じです。インプレッション課金ではない広告のCPMがeCPMです。
⑩【ROI】(Return On Investment)・・・広告主が利用する支払った広告コストに対しての利益の費用対効果の指標です。広告掲載サイト側での収益率の測定で用いられます。※ROI=(利益/総コスト)×100(%)
⑪【ROAS】(Return On Advertising Spend)・・・広告主が投資した広告費用の回収率です。会員登録や資料請求など実際の売上を測定できないサイトには適しません。※ROAS=(売上/総コスト)×100(%)
まとめ
よく聞く用語から、あまり耳にしない用語まで頻出度別に11種類ピックアップしてみました!特に頻出度「高」「中」は覚えておくと便利かと思います。是非また分からなくなったら何度でもこのサイトにきてくださいね!